2018年3月13日火曜日

新品 / 中古でフルアコを買うときのチェックポイント

ソリッドギターを使ってきた人も、はじめてギターを買う人も、フルアコの選び方って疑問がたくさん有りますよね。

今回はそんなギモンに解決していきたいと思います。
フルアコ独特のチェックポイントについて、
構造上の特性を考えながら解説していきましょう。

フルアコの特徴
1.センターブロックが入っていない
2.太い弦を貼る事が多い

1.センターブロックが入っていない
ソリッドギターのように板切ではなく、セミアこのようにセンターブロックが入っていないセミアこでは、ボディのトップ(表面)で弦の張力を支えています。
すると、時間が経つと表面が凹んでくる (トップ落ち) 個体が出てきます。
しかしこのトップ落ち、楽器によっては良い方向に進むものも有るわけで、
一概に悪いと言い切れないのが難しい所です。
心配な人は新品を選ぶ方が良いかもしれません。

2.太い弦を貼る事が多い
ソリッドギターと比べて太い弦を貼る事が多いフルアコは、ネックに負荷が掛かりやすく、弦側に反っている(順反り)個体が多く見られます。
トラスロッドである堤度調整可能ですが、ネックが曲がっていないか、購入前にチェックが必要ですね。

逆に、弦とは反対方向に反っている場合(逆反り)、弦の張力が有っても木が元に戻ろうとしている為、大規模な修理が必要となる事が有るので注意が必要です。
いつも使う弦のゲージを貼った上で、ネックのコンディションが問題ないか確認する必要がありますね。